11月の展示2つが無事に終わりました。
お買い上げいただいたり、
見にきてくださったり、
SNSなどで反応してくださったり、
さまざまなかたちでの応援、いつもありがとうございます。
本当に心から感謝です。
今年はもう展示もワークショップもなく
(あ、無料の体験会がひとつあります。また追ってお知らせします)
お待たせしているオーダーに取り掛かろうか、と思っております。
*********
さてさて雑記。
メーリングリストに登録したので
エッセイストの燃え殻さんの日記が毎朝メールで送られてきます。
ある日の日記に
中島らもさんのエッセイに登場する「その日の天使」のことが書かれていました。
「その日の天使」とはもともと
Doorsのジム・モリソンが歌う歌詞に出てくる「the day’s angel」。
以下中島らもさんの文章から引用です。
————————-
一人の人間の一日には、必ず一人、
「その日の天使」がついている。
その天使は、日によって様々な容姿をもって現れる。
少女であったり、子供であったり、
酔っ払いであったり、警察官であったり、
生まれて直ぐに死んでしまった、子犬であったり。
心・技・体ともに絶好調の時は、これらの天使は、人には見えないようだ。
逆に、絶望的な気分におちている時には、
この天使が一日に一人だけさしつかわされていることに、よく気づく。
こんな事がないだろうか。
暗い気持ちになって、冗談にでも
”今、自殺したら”などと考えている時に、
とんでもない友人から電話がかかってくる。
あるいは、ふと開いた画集かなにかの
一葉によって救われるような事が。
それは、その日の天使なのである。
————————-
ふーんと感心しました。
最近は暗い気持ちでどーんと落ち込んではいないので
私の「その日の天使」はありがたいことに
なかなか現れてくれないんだけど、
でもそれっぽい天使は登場してる気がします。
たぶん人じゃなくてもいいんですよね。
ある日、武蔵御嶽神社神楽殿での展示に在廊するために
参道で出会った大きな優しいおりこうなワンコも
わたしにとっては「その日の天使」でした。
「その日の天使」探しはおもしろいですよ。

制作年:2025
素材:洋紙