さらけ出しちゃえ


6月のオンリーワン・自分家だけのカレンダーです。
これも折り紙を四つ折りにして切ったもの。
6月といえば梅雨で
梅雨といえばカエルという単純な発想です。
気に食わなくなったら月半ばでもまた新しく作るかも。


放置気味のこのブログですが
できれば個人的な思いや悩みやそんなことを
あまりここには書きたくないなあ、
作品だけアップしていこうかなと思っていました。
でも思ってることも、どこかには書きたい。
どうしよう。noteにでも登録して書くかなあ。
でもわざわざまたSNSを増やすのも嫌だなあ。どうしよう。


このHPを作る前はアメブロをやっていて、
その頃は人生観的なことをよく書いていたのですが
なんでかな、ここでは書きにくい(書いてるけど)。


作品に、私の思いや悩みをつなげたくはなかったのです。
でも作品はそういうものを通してできてくるわけです。
そういう悩みや苦しみや幸せや発見や落ち込みがなくては
作品ってできないのかもしれない。
だから開き直って、
「こんな私だけど、こんな作品ができました」でいいんじゃないかなあ。
よく見せる必要もないし。
よく見てもらう必要もない。
幻滅されてもいい。
見下されてもいい。
そんなふうに腹をくくってもいいんじゃないかなと思っています。


なので、ここでは作品を紹介するだけじゃなくて
もう少し私が思うことを書くかも……。
(まだ抵抗が少しあるのよね〜〜〜)


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ブログ&ギャラリーで紹介している切り絵作品は
原則的に額装のうえ販売いたします。
在庫確認や、大きさや価格など詳細について
当HPのコンタクトページからお問い合わせください。

呪いの言葉に


切り絵《散歩のとちゅうで》
制作年:2024
素材:三椏和紙(濃藍色)
作品サイズ:240mm(左右)×200mm(天地)
価格:50,000円(額装済・税込)



誰かが何気なくあなたに言った言葉が
言われた本人にとって呪いになることはあります。
その相手は親だったり先生だったり
あるいは親友だったり上司だったりさまざま。
目上の人だけじゃなく
年下の人に言われても呪いになることもあります。


個展のたびに私が思い出す
かつて言われた言葉があって。
それは私にとって一種の呪いのようにこびりついています。


でもね。
何年も前にかけられたその呪いを
「ああ、そういえばあの時こう言われた」とか
「あの呪いがまだ生きてるから悩むんだ」とか
「ああならないようにがんばらないと」とか
「呪いの通りになったらどうしよう」とか
思い出さないほうがいいんじゃないかと急に思い立ちました。
思い出すことこそが
その呪いの効力をよみがえらせて
さらに強力にするんじゃないかと。


難しいのかもしれないけれど
忘れちゃったほうがいいんですよ。
できるだけできるだけ遠くの放り捨てる。
「えーい、戻ってくるなああ」って放り投げて
後ろを振り返らずに走って逃げましょう。


そういえば節分の豆を拾って辻に捨てに行ったら
後ろを振り向いちゃいけないんですよね(うちの故郷では)。
鬼がついてくるから。


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一番大切な人

切り絵《テタテ》(テタテはチューリップの原種です)
制作年:2024
素材:洋紙、和紙、水彩
作品サイズ:110mm(左右)×80mm(天地)
価格:25,000円
*個展『くもの はるかかなた』で展示中



Xで拾った言葉。
「You know who’s gonna give you everythig?
Yourself.」


そうだよね。
私にたくさんのものを与えられるのは私自身なんだよね。
じゃあ、自分が「自分にとって一番大切な愛する人」だったとしたら、
どんなふうに対応するのかなと考えてみた。


困ってたら、さりげなく手を差し出すよね。
さびしかったらハグするよね。
不安になってたら「大丈夫だよ」っていうかも。
いつもいつも「あなたは大事な存在だよ」って伝えるだろうし。
「かわいいね」とか「大好きだよ」とか
ずっと言ってるかもしれない。


そしてそんなこと、私は私自身にしていない。
自分を大事にしているって言いながら
全然大事にしてないのかもしれない。


そういえばカラダメンテをしてもらっている時にふと
「毎日さんざん働いてくれてるロートル(←死語)洗濯機には
毎日ありがとうって言ってるのに、
60年以上も酷使してる自分のカラダにはお礼も言ってない」
って気づいちゃった。
自分のカラダにも心にも頭にも
いつも「ありがとう」の気持ちを忘れないでいたいものです。


個展も残り4日。毎日在廊の予定です。


✴︎個展開催中です〜〜♪見に来てね♪
✴︎✴︎個展『くもの はるか かなた』
◉2025年2月18日(火曜)〜2月23日(日)
✴︎6日間です。ご注意ください。
12時〜19時
最終日〜17時

◆ギャラリーまぁる
〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿4-10-18-2階
東口から徒歩3分。京マンション2階
03-5383-6101
Malle@GalerieMalle.jp
http://galaeriemalle.jp

2023年、お世話になりました

切り絵《2023年ちゃん、ありがとね》

いいことも悪いことも
ステキなこともゲロゲロなことも
いろいろありましたが、
「ありがとね、2023年ちゃん」という気持ちで今年が終わっていきます。


来年はどんな年になるでしょうか。
薔薇色とはいかなそうな世相ですが
それでもそれぞれにできる限りの範囲で
無理せず気落ちせず高望みしすぎずに
暮らしていきたいものです。


実はここのところ
「新年が来るからって、別にいいことがあるわけじゃないしなあ」とか
ネガティブに思っていましたが、
やっぱり節目は大事です!
日常という「ケ」が続いているなかで
お祭りや節句という非日常の「ハレ」は必要なんだと思うようになりました。


いろんな地域や慣習があると思いますが
わがやは例年通り、外玄関扉にお正月飾りを飾って
内玄関には干支の切り絵やちっちゃな門松を飾って
新年を迎えます。

無印のお正月飾りに小さな紅い龍を切って貼りました。



みなさま、今年もありがとうございました。
ブログや作品をご覧いただいて感謝感謝です。
どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。