どうにもならない時は放置




この切り絵は
当初、紫や紺色など
ダークな色ばかりで色つけしようと思って
描いて切ったのですが
いざ、色をつけようとすると
このコ、どんな色も拒絶するのです
(拒絶されているような気がするのです)。


もうさんざんいろんなパターンを考えたのですが
どれもはまらない。
しっくりこない。
かといって白黒にするには
なんだか寂しい。


重い悩んで
もう放置していました。ずーーーっと。
このままでもいいし。
ある日ふっと得策を思いつくかもしれない。
たぶんまだ気が熟してないのかな、と思って。


1、2ヶ月たってから
ふとモノクロの色付けもいいかもと思い立ち
初めて墨を使ってみることにしました。
墨の濃淡を色のかわりにしてみたのです。


最初だからね。
おっかなびっくりです。


そしてこうなりました。



あんまりかわらない……って言わないで〜。
自分的にはまあまあかな。
初回だし。
白黒よりも
色味のある色付けよりも
しっくりきています。


ところで
目下ながーーーいスランプ中のわたし。
いつもならクリスマス図案や
来年の干支の図案などをガシガシ勢力的に切っているはずなのですが
今年はまったくできないでいます。
なんでかな〜?
考えてもわからない。


なので、わたし自身もこの切り絵みたいに放置中です。
置いておく。
ちょっと離れてみる。
ゆっくりする。
客観的になる。


まじめに
勢力的にものをつくらなければいけないというのも
ある種の思い込みだし
ある種の執着なんですよね。きっと。


そんなふうに放置しておいて
ある日、はたとスランプから脱出できていますように。

ぞー

切り絵《水色の像》



ふと象を切りたくなりました。
象は好きです。
動物園にもよく見に行っていました。


でも切り絵にしたことは1回か2回ぐらいしかないなあ。


甘〜く
水色の紙をベースに
ピンクと黄色と薄緑色の
パステルカラーの象にしました。


もちろんコトリつきです。

切り絵《あなたがくれた耳飾り》




これも1年ぐらい前の作品です。


たぶんいつものように
大好きな中国古代ドラマを見ていたんだと思います。
そういうドラマに出てくるお姫様や
いいおうちのお嬢様たちは
たいてい細くて小さくて長い耳飾りをしています。


これがきれいなのね。
繊細で、はかない。


そういう耳飾りを切りたくて
でも描いているうちに
細いチェーンではなく
真珠の耳飾りになりました。


え?
イヤリングって言ったほうがいいって?
いえいえ、耳飾りなんです。
そういう気分なんです(笑)。

切り絵《butterfly girl》



羽が大きいのがちょうちょの特徴だと思いますが、
ここのところ気に入って切っている
わたしのちょうちょは
羽が長細いのです。


このふっと出てきた
小さなちょうちょの子は結構お気に入り。


あまりに気に入ったので、
珍しくリピート。
カラーバージョンでも切ろうと思っています。
できたらまたアップしますね。