一念発起

切り絵《with a black cat》




なんとなくずっと低空飛行状態で
そのためかどうかはわからないけれど
ここのところ作る切り絵も黒ベースの暗い感じのが多いのです。


そういうものを作っているから
さらにどよーんとしてしまい
どよーんとするから
また暗めの切り絵を切っちゃうという
悪循環もまたあるのかも。


それならいっそまったくやらないでいるとどうなるかなあと
切り絵の手をとめたら
あらら、もっとどよーんとするではないですか。
体調まで悪くなるしさ〜。
体調が悪くなると
さらにどよーんとしますよね。
健康は大事。


ということで一念発起。
色付けをしてみることにしました。


一から図案を描いて切って色付けするのはハードルが高いので
これまで切ってあったもので色付けしてないものに
色付けをすることに。


やってみたらやっぱり
なんとなく楽しい、、、かな?


気づいたのですが、
色付けにはかなり神経とエネルギーを使います。
上の小さな切り絵の色付けに加えて
もうひとつ別の切り絵の色付けもはじめたのですが
ちょっとたいへんで
途中で「また明日〜」になりました。
ベースの切り絵を切るよりも根性がいるかも。

切りたいものを切る

切り絵《紅〜呼ぶ》


作品づくりについては折りにふれて、
いろいろな方々からさまざまなアドバイスをいただきます。
「こうしたほうが売れるよ」
「こういうモチーフがうけるよ」
「こういうのがあったら買うけど」
「この傾向がいいと思う」


そういうアドバイスやご意見は
大切にうかがって
大切にわたしの記憶にしまいます。
そして必要な時に取り出すようにしています。


でも必ずしも鵜呑みにはしません。
(うわー、なんてえらそう……。
いただいたアドバイスをむげにしているわけじゃないんですよ。
ほんとにありがたく拝聴しています)


切り絵を始めたころ、やっぱりいろいろと言われました。
当時は右も左もわからなかったので
結構いちいち本気にして実行したりしました。
その結果はあまりいいものではありませんでした。
まあ、やってみたからこそ、
やってどうなるかがわかったから
結果的にはよかったのかもしれません。


今、大事にしていることは、
とにかく「自分が切りたいものを切る」ことです。


そこに「売れる傾向」とか「意味」とか
「かっこよさ」とか「箔付け」などはありません。
関係ないの。
今の自分が大切なもの。
今の自分がドキドキするもの。
今の自分が素敵だと思えるもの。
そういうものだけをいつまでも切っていきたいと思います。


これ、すごく大事。
切りたいものを切る!
切りたいものを切る!
切りたいものを切る!


というわけで
上の「紅〜呼ぶ」は
今のわたしが切りたくて切りたくて切った作品です。
このモチーフ、ちょっと前から切ってます。
たとえばこれとか。
個展にもひとつ出したし。
長い風になびく髪と紅いヘアリボン。
このモチーフはどうやらわたしの性癖をくすぐるみたいです。

本音がわかる?

《仲良くしようよ》



あるSNSで大好きな作家さんの作品投稿を見て
自然にふと口をついた感想。
「自由でいいなあ」。


この作家さんは絵描きさんで
わたしは一面識もないのだけれど
たくさんの色を使った大胆な絵を
すごいスピードでたくさん描いていらっしゃるみたいなのです。


そこから思ったのですよ。
わたしの反応「自由でいいなあ」って何さって。
その方のあり方や作品を自由でいいなあと思うなら
自分もすればいいじゃない。
そう思うってことは
自分はしていないって思ってるの?
自由にやっていないのなら
何がわたしを不自由にさせているの?


ほめられたい?
上手な作品をつくりたい?
売れたい?


知らないうちに
自分で自分をなにかにはめ込んでたのかなあ。


そうなら鎖を外そうよ。
自由でいてはいけないなんてないんだから。
不自由さから解き放たれようよ。
そうできるのは自分だけだから。
自由になろうよ。
自由でいようよ。


ふとしたつぶやきに自分の隠された本音を見つけたのでした。


✳︎上の画像の切り絵は
狼が鳥をつかまえようとしてるんじゃなくて
「仲良くしようよ〜」と言ってるんです。


100点満点のわたし

切り絵《Going my way!》



なにかのテレビ番組を見ていて
30代ぐらいのゲスト(女性・歌手)がこう聞かれていました。


「あなたは今日の自分に100点をつけられますか?」


その女性はしばらく口ごもって
「……いえ、やっぱり日本人だし。
無理です……。
100点なんておこがましすぎる。
こんな欠点だらけの自分に
絶対に100点なんてつけられない……」
みたいなことを言っていました。


なぜ〜〜?
……とすごく強く思ったのです、そのとき。
わたしは今の自分に、今日の自分に、
自分がどうあれ100点満点をあげられるよ。


それって傲慢なのかなあ。
謙遜が足りなさすぎるかな。
まあ、昔のわたしだったら絶対に
よくても30点ぐらいしかつけなかったしなあ。
こんなこと言ったら、
あの人やこの人やいろんな人に
口を酸っぱくして責められるだろうけどなあ。


でもやっぱり100点を自分にあげたい。


だっていろいろと悩んで
試行錯誤して
とりあえず一生懸命に生きてきているんだもん。
十分に100点満点をあげていいじゃない。
もちろん足りないところは山ほどあるし
直したいところもありすぎるほどある。
でもだからといって
その分を引き算する必要はないと思う。


あれができないからマイナス10点。
これができないからマイナス15点。
……じゃなくて、
がんばって生きてるわたしは
いつでもどんなときでも十分に100点満点なのです。