呪いの言葉に


切り絵《散歩のとちゅうで》
制作年:2024
素材:三椏和紙(濃藍色)
作品サイズ:240mm(左右)×200mm(天地)
価格:50,000円(額装済・税込)



誰かが何気なくあなたに言った言葉が
言われた本人にとって呪いになることはあります。
その相手は親だったり先生だったり
あるいは親友だったり上司だったりさまざま。
目上の人だけじゃなく
年下の人に言われても呪いになることもあります。


個展のたびに私が思い出す
かつて言われた言葉があって。
それは私にとって一種の呪いのようにこびりついています。


でもね。
何年も前にかけられたその呪いを
「ああ、そういえばあの時こう言われた」とか
「あの呪いがまだ生きてるから悩むんだ」とか
「ああならないようにがんばらないと」とか
「呪いの通りになったらどうしよう」とか
思い出さないほうがいいんじゃないかと急に思い立ちました。
思い出すことこそが
その呪いの効力をよみがえらせて
さらに強力にするんじゃないかと。


難しいのかもしれないけれど
忘れちゃったほうがいいんですよ。
できるだけできるだけ遠くの放り捨てる。
「えーい、戻ってくるなああ」って放り投げて
後ろを振り返らずに走って逃げましょう。


そういえば節分の豆を拾って辻に捨てに行ったら
後ろを振り向いちゃいけないんですよね(うちの故郷では)。
鬼がついてくるから。


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まだまだ大丈夫かな?切り絵《みんなの木》

切り絵《みんなの木》
制作年:2024
素材:洋紙
作品サイズ:340mm(左右)×340mm(天地)
価格:150,000円
*個展『くもの はるか かなた」で展示中です


12年ぐらい前かな。
人生で最初の個展を開いた時に
Aゼロぐらいの大きな白黒切り絵を展示しました。
蓮と鹿の切り絵。
時間も体力も気力もとても必要でたいへんでした。


それから大きな切り絵は切ってません。


昨年のグループ展『みんな友だち』で
白黒の鳥の切り絵(大きめ)を切ったところ
なかなか評判がよくて
こんなサイズでこんな感じの切り絵を、と
オーダーを複数いただいたのです。


それまでは「もう大きな切り絵なんて切れない。
そんな体力も気力もない。年寄りだからさ……」
とか思っていたのですが、
なんとか時間をいただいて
そのうちひとつの切り絵を完成させ納品したら、
「いや、まだまだ大丈夫かも。まだ私、大きいの、切れるかも」
なんて自信が少しばかり復活しました。


結局、年齢とかの問題じゃないんですよね。


(これよりまだまだ大きな大きな切り絵を切って。
というリクエストをされました。
どうかな〜?
まあ、できることからコツコツやっていきます)



✴︎個展開催中です〜〜♪見に来てね♪毎日在廊してます♪
✴︎✴︎個展『くもの はるか かなた』
◉2025年2月18日(火曜)〜2月23日(日)
✴︎6日間です。ご注意ください。
12時〜19時
最終日〜17時

◆ギャラリーまぁる
〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿4-10-18-2階
東口から徒歩3分。京マンション2階
03-5383-6101
Malle@GalerieMalle.jp
http://galaeriemalle.jp


一番大切な人

切り絵《テタテ》(テタテはチューリップの原種です)
制作年:2024
素材:洋紙、和紙、水彩
作品サイズ:110mm(左右)×80mm(天地)
価格:25,000円
*個展『くもの はるかかなた』で展示中



Xで拾った言葉。
「You know who’s gonna give you everythig?
Yourself.」


そうだよね。
私にたくさんのものを与えられるのは私自身なんだよね。
じゃあ、自分が「自分にとって一番大切な愛する人」だったとしたら、
どんなふうに対応するのかなと考えてみた。


困ってたら、さりげなく手を差し出すよね。
さびしかったらハグするよね。
不安になってたら「大丈夫だよ」っていうかも。
いつもいつも「あなたは大事な存在だよ」って伝えるだろうし。
「かわいいね」とか「大好きだよ」とか
ずっと言ってるかもしれない。


そしてそんなこと、私は私自身にしていない。
自分を大事にしているって言いながら
全然大事にしてないのかもしれない。


そういえばカラダメンテをしてもらっている時にふと
「毎日さんざん働いてくれてるロートル(←死語)洗濯機には
毎日ありがとうって言ってるのに、
60年以上も酷使してる自分のカラダにはお礼も言ってない」
って気づいちゃった。
自分のカラダにも心にも頭にも
いつも「ありがとう」の気持ちを忘れないでいたいものです。


個展も残り4日。毎日在廊の予定です。


✴︎個展開催中です〜〜♪見に来てね♪
✴︎✴︎個展『くもの はるか かなた』
◉2025年2月18日(火曜)〜2月23日(日)
✴︎6日間です。ご注意ください。
12時〜19時
最終日〜17時

◆ギャラリーまぁる
〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿4-10-18-2階
東口から徒歩3分。京マンション2階
03-5383-6101
Malle@GalerieMalle.jp
http://galaeriemalle.jp

着物のコーディネートのように楽しい

切り絵《2 girls》
制作年:2024
素材:洋紙、和紙、ネパール紙、台湾綾紙他
作品サイズ:80mm(左右)×100mm(天地)
価格:未定
✴︎参考:洛陽博物館所蔵「北魏彩絵陶牵手女俑」


しばらく前のこと、貼り箱づくりにはまって
東京二子玉川にあるBOX AND NEEDLE というお店のワークショップに通っていました。


そこではさまざまな貼り箱を作ったり買ったりできるほかに
世界の紙やファンシーぺーパーを購入できて
紙好きのわたしは買いまくっていたのです(……反省)。
ワークショップに参加すると端紙ももらえたので
いつのまにか家には紙がごっそりたまってしまいました。
「まあ、切り絵に使えばいいや」と思っていたのですが
この端紙たち、思ったよりも存在感が強くて
ちょこっと使っただけで全体のバランスを崩してしまうんですよ。


それでしばらく使えずにしまったままだったのですが、
急に「じゃあ、この端紙だけ使えばいいじゃん」と思いつき
ここのところ、個性の強い端紙をメインにして
小作品を作ってみていました。


やっていると、すごく楽しいんです。
まるで着物の柄合わせのよう。
着物のコーディネートは柄+柄だだったり反対色を使うことが多いので
着物好きの私にはしっくりきます。


こういうタイプの切り絵作品も少し
2月18日からの個展には出す予定です。
(上の作品は出さないけど)


個展『くもの はるか かなた』
◉2025年2月18日(火曜)〜2月23日(日)
✴︎6日間です。ご注意ください。
12時〜19時
最終日〜17時

◆ギャラリーまぁる
〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿4-10-18-2階
東口から徒歩3分。京マンション2階
03-5383-6101
Malle@GalerieMalle.jp
http://galaeriemalle.jp


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原則的に額装のうえ販売いたします。
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