
制作年:2024
素材:三椏和紙(濃藍色)
作品サイズ:240mm(左右)×200mm(天地)
価格:50,000円(額装済・税込)
誰かが何気なくあなたに言った言葉が
言われた本人にとって呪いになることはあります。
その相手は親だったり先生だったり
あるいは親友だったり上司だったりさまざま。
目上の人だけじゃなく
年下の人に言われても呪いになることもあります。
個展のたびに私が思い出す
かつて言われた言葉があって。
それは私にとって一種の呪いのようにこびりついています。
でもね。
何年も前にかけられたその呪いを
「ああ、そういえばあの時こう言われた」とか
「あの呪いがまだ生きてるから悩むんだ」とか
「ああならないようにがんばらないと」とか
「呪いの通りになったらどうしよう」とか
思い出さないほうがいいんじゃないかと急に思い立ちました。
思い出すことこそが
その呪いの効力をよみがえらせて
さらに強力にするんじゃないかと。
難しいのかもしれないけれど
忘れちゃったほうがいいんですよ。
できるだけできるだけ遠くの放り捨てる。
「えーい、戻ってくるなああ」って放り投げて
後ろを振り返らずに走って逃げましょう。
そういえば節分の豆を拾って辻に捨てに行ったら
後ろを振り向いちゃいけないんですよね(うちの故郷では)。
鬼がついてくるから。
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