作品づくりについては折りにふれて、
いろいろな方々からさまざまなアドバイスをいただきます。
「こうしたほうが売れるよ」
「こういうモチーフがうけるよ」
「こういうのがあったら買うけど」
「この傾向がいいと思う」
そういうアドバイスやご意見は
大切にうかがって
大切にわたしの記憶にしまいます。
そして必要な時に取り出すようにしています。
でも必ずしも鵜呑みにはしません。
(うわー、なんてえらそう……。
いただいたアドバイスをむげにしているわけじゃないんですよ。
ほんとにありがたく拝聴しています)
切り絵を始めたころ、やっぱりいろいろと言われました。
当時は右も左もわからなかったので
結構いちいち本気にして実行したりしました。
その結果はあまりいいものではありませんでした。
まあ、やってみたからこそ、
やってどうなるかがわかったから
結果的にはよかったのかもしれません。
今、大事にしていることは、
とにかく「自分が切りたいものを切る」ことです。
そこに「売れる傾向」とか「意味」とか
「かっこよさ」とか「箔付け」などはありません。
関係ないの。
今の自分が大切なもの。
今の自分がドキドキするもの。
今の自分が素敵だと思えるもの。
そういうものだけをいつまでも切っていきたいと思います。
これ、すごく大事。
切りたいものを切る!
切りたいものを切る!
切りたいものを切る!
というわけで
上の「紅〜呼ぶ」は
今のわたしが切りたくて切りたくて切った作品です。
このモチーフ、ちょっと前から切ってます。
たとえばこれとか。
個展にもひとつ出したし。
長い風になびく髪と紅いヘアリボン。
このモチーフはどうやらわたしの性癖をくすぐるみたいです。
切り絵《blue bird》
長めの夏休みもそろそろ終わり。
やる気もちびちび回復してきたので
カッターを手に取ることにしました。
(やめるかも〜とか言ってたけど、
まだ続けるみたいです。
やめるやめる詐欺だね。すみません)
個展前に切っておいたものに色付け。
気分はブルーだったので
ブルーバードにしました。
ピンクの花をくわえた?
あるいは口から生やしている?
吹き出している?
髪の毛のブルーバードです。
なかなかお気に入り。
さあ、また描いて切りましょうか。
回復、それとも進化?
このHPのギャラリーページに
先日の個展に出した作品をいくつか掲載しました。
よろしければ見てみてくださいね。
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さて
今回の個展の前から開催中にかけて
心身ともにかな〜りしんどかったのです。
まあ、それはコロナ禍の最中であるうえに
さらに東京でオリンピックなぞをやるなんてことが
かなり大きな原因だと思うのです。
(だからこそそんななかいらしてくださった方には感謝してやみません)
さらに個展の前から
なんだかイマイチ自分の作品を好きになれずにいて
どうしてだろうともやもやしていましが。
ふだんなら
切った作品はすぐに簡単額に入れて
我が家の玄関に飾るのですが
それもいや。
スマホのバックにも自分の切り絵作品を入れているのですが
それもいや。
スマホを買って初めて
なにも入っていない裸のスマホで持っていました。
こんなことになったのは
切り絵をはじめてから最初の経験だったので
どうしてなのか、とまどっていました。
自分の中で自分の作品がオーバーフローしてたのかな。
そんなことってあるのかな。
個展が終わって
この症状もどうやら治りつつあるようです。
やっと玄関に自分の切り絵を飾れるようになり
スマホにも新しい切り絵を入れました。
ちょっとずつ回復中です。
あるいはちょっとずつ進化中なのかもね。
黒猫のぼさつさま
Twitterで毎日
いろいろなお宅の黒猫をみているせいか
黒猫を切りたくなりました。
そのいろいろなお宅は
リアルで知っている方だったり
まったく知らない有名な方だったりしますが。
そしてどの子も(もちろん)さわったことがない。
リアルで知っている黒猫といえば
わがやの近所で威張りまくっている
野良の黒猫。
猫は好きなわがやですが
このクロはうちに来るスズメや鳩を狙うので
(一度被害にあいました)
松子大事なわがやでは
出禁をくらっております。
そういえば黒猫ってあんまり切ったことがありません。
この図案も
手に乗っているの猫だけ黒猫で
ほかの猫は
ミケさんやトラさんや
白猫さんにしようと思っていたのですが、
いや、
いっそのこと全員黒猫にしようと翻意しました。
もうすこし黒猫、切ってみたいなあ。