回復、それとも進化?

新しいスマホ切り絵。蓮っ子です。


このHPのギャラリーページに
先日の個展に出した作品をいくつか掲載しました。
よろしければ見てみてくださいね。



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さて
今回の個展の前から開催中にかけて
心身ともにかな〜りしんどかったのです。
まあ、それはコロナ禍の最中であるうえに
さらに東京でオリンピックなぞをやるなんてことが
かなり大きな原因だと思うのです。
(だからこそそんななかいらしてくださった方には感謝してやみません)


さらに個展の前から
なんだかイマイチ自分の作品を好きになれずにいて
どうしてだろうともやもやしていましが。


ふだんなら
切った作品はすぐに簡単額に入れて
我が家の玄関に飾るのですが
それもいや。
スマホのバックにも自分の切り絵作品を入れているのですが
それもいや。
スマホを買って初めて
なにも入っていない裸のスマホで持っていました。


こんなことになったのは
切り絵をはじめてから最初の経験だったので
どうしてなのか、とまどっていました。
自分の中で自分の作品がオーバーフローしてたのかな。
そんなことってあるのかな。


個展が終わって
この症状もどうやら治りつつあるようです。
やっと玄関に自分の切り絵を飾れるようになり
スマホにも新しい切り絵を入れました。


ちょっとずつ回復中です。
あるいはちょっとずつ進化中なのかもね。

黒猫のぼさつさま




Twitterで毎日
いろいろなお宅の黒猫をみているせいか
黒猫を切りたくなりました。
そのいろいろなお宅は
リアルで知っている方だったり
まったく知らない有名な方だったりしますが。


そしてどの子も(もちろん)さわったことがない。


リアルで知っている黒猫といえば
わがやの近所で威張りまくっている
野良の黒猫。
猫は好きなわがやですが
このクロはうちに来るスズメや鳩を狙うので
(一度被害にあいました)
松子大事なわがやでは
出禁をくらっております。


そういえば黒猫ってあんまり切ったことがありません。


この図案も
手に乗っているの猫だけ黒猫で
ほかの猫は
ミケさんやトラさんや
白猫さんにしようと思っていたのですが、
いや、
いっそのこと全員黒猫にしようと翻意しました。


もうすこし黒猫、切ってみたいなあ。

雨雲を掃いてよね

中国切り絵《掃晴娘》



長い雨が続いています。
8月盛夏だと思えないほど
うすら寒くて
寒いのが苦手で体調を崩しやすいコザクラインコ松子には
ミニカイロを入れているほど。


暑い夏にたまに降る雨、
涼しくしてくれる雨はありがたいのですが、
これはいささか行き過ぎでは?


そろそろ晴れてほしいなあと
ひさしぶりに中国切り絵のモチーフを切りました。


中国切り絵《掃晴娘》。
手にした箒で雨雲をささっと掃いてくれます。
このモチーフ、
日本のてるてる坊主の起源という説もあるとかないとか。


晴れてよね〜〜。

切り絵《the four》



実はわたしにとって個展って結構たいへんで。
毎回毎回、
期間前から期間中
「これでもう個展なんかやらない」
「なんならもう切り絵だってやらない」
「切っても人には見せない」
……ぐらいの気持ちになっています。


なんなんだろうなあ、これは。
よくわからないのですが
自分の中で
ここを終点にしないと
気持ちに踏ん切りがつかないのかなあ。
個展が終わった瞬間に
すべてリセットして
またゼロからスタートするようなものなのです。


毎回そうなのですが
今回はその傾向がかなり甚だしくて
本当に
しばらくカッターを手にしないかも、
と思ってました。


でもそうでもなくて
個展終了後1週間ぐらいぼーっとしたら
なんとなく明るい軽い気持ちになって
切り絵を始めた頃の気持ちに
少し近づいたような気がします。


というわけで
なんの気持ちも意味も含めずに切った切り絵。


誰にもほめられなくても
誰にも好かれなくても
誰にも認められなくても
つつましく楽しく生きていきたいなあ。