切り絵《あのコたちを想う》

切り絵《あのコたちを想う》
制作年:2023
素材:洋紙、和紙、水彩絵の具
作品サイズ:170mm(左右)×70mm(天地)
価格・未定

長らく使ってきたアイフォン8がとうとうおかしくなり
重い腰を上げて機種変更してきました。
データ移行にともなって撮りためた写真を見ていたら
自動的にたくさんある過去松子の写真を眺めることになりました。
いつ見てもかわいいねえ。
見てるだけで触り心地や匂いも思い出します。


そんな時にSNSで
「亡くなった人や動物の話をすると
天国にいる彼らのまわりにたくさん花が咲くんだよ」という説を目にしたのです。
ああ、そうだねえ。
咲いているといいねえ。
「松子」って言えば
ポンっときれいな花がひとつ咲く……って
すてきですよね。


そのうちそんなテーマの作品も切ってみたいと思ったのです。


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楽しいは大事よ〜切り絵《犬足》

切り絵《犬足》
2023
サイズ:100mm(W)×60mm(H)
素材:洋紙

1、2週間ぐらい切り絵関連のことをまったくやる気がしなくて
でもお菓子づくりとか洋裁とか読書とかはしたいので
そっちばかりやってました。
切り絵をやらないとね、ものすごく罪悪感があるんだけど、
焦ったってしょうがないので、まあ放っておいたの。


ある夜、ふと、やったことのない手法を思いついて、
(わたしがやったことがないだけで、他の切り絵作家さんはやってらっしゃったりする)
「あ、これなら来年こういう作品もできるかも?」とひらめいた。
そこからやる気がぐわーーーんと戻ってきました。
おもしろいし、おかしいね。
やる気って一体なんだろうね。


まあ、なんてーことない試みなんですが、
即興にわりと近いこともあって
やってみると自由度が高くて
まるで海の中で好き放題に泳いでいけてるみたい。
これまで「こういうふうにやらなければいけない」と
自分の中で決めていたものが
しゅるしゅるっとほどけていくような気がしています。
で楽しくて、ちっちゃいのをいっぱい適当に切ってる。
子供みたいに。実験してるみたいに。


上の切り絵も実は、ワンコ図案を切った後の切れ端の紙に
ふと思いついて女性二人を加えて切ったもの。
ワンコの足が大好きな(変態な)人たちですwww


楽しいのは一番。
楽しいのは原点。
楽しくなかったら、続けるの、苦しいよね。


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切り絵《紅玉~2》

切り絵《紅玉~2》
制作年:2023
素材:洋紙、台湾綾紙
作品サイズ:110mm(天地)×95mm(左右)白地部分
価格・未定


切り絵《紅玉(ほんゆー)》シリーズです。


これ、気持ち悪いと思う方、たくさんいるだろうと思います。
でもわたし、生首のモチーフを切るのも好きなのです。
頻度は少ないけど
数年に1度は思い出したように切りたくなります。


これは生首を捧げている手の切り絵。
いや、
手にささげられてる生首の切り絵、といったほうが正確かな。


紅い玉は
耳飾りなのか。
血なのか。
あるいはオーブなのか。
……想像にお任せします。


ついでにもうひとつ、生首ものの作品を。
この切り絵は数年前のものですが、
なびく髪の毛に男性の生首を抱えた女性。
すごく気に入ってました(個人蔵)。
またこういうモチーフ。切ろうかな〜〜〜。切りたいな〜〜〜。

(個人蔵)




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切り絵《紅玉〜1》


切り絵《紅玉~1》
制作年:2023
素材:洋紙。台湾綾紙、和紙
作品サイズ:182mm(左右) 257mm(天地)
価格・未定


ここのところ、わりと可愛い感じの、
茶色ベースで色をつけた切り絵をたくさんつくっていました。
オオカミの展示も終わりほっと一息ついたら、
反動がやってきて
黒い紙でちょっとこわめの黒髪の切り絵を切りたくなりました。


ほんと、黒い長い髪の図柄を切るのが大好きなんですよね。
もはや性癖と言ってもいいかもしれない。
切るのは神経をつかうのでなかなかたいへんなのですが
息をつめて切って
切り終わっては息をして……というのがたまらないのです。
(何度も書いていますが、
おそらく母・祖母・祖父が美容師・理容師だったせいかも)


タイトルは最初からなんとなくきまっていて
「赤い玉」的な感じだったのですが、
「赤玉」じゃポートワインの名前だし
「赤珠」も誰かタレントの名前みたいだし
「紅玉」はリンゴの名前か、私が好きな台湾紅茶の名前だし。
うーん、どうしようと困っていました。


でも読んでる本の主人公名は、あら、「紅玉」だし
ちょうど見ているドラマに「紅玉」という可愛い蛇が出てくるし
こういうシンクロが起きるときは
それに従うべきということで
あえて「紅玉」とつけました。
できれば中国語発音で「ホンユー」と読んでほしい。
「コウギョク」でもいいけど。


「紅玉」。いくつか作る予定です。


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