切り絵《紅玉~2》

切り絵《紅玉~2》
制作年:2023
素材:洋紙、台湾綾紙
作品サイズ:110mm(天地)×95mm(左右)白地部分
価格・未定


切り絵《紅玉(ほんゆー)》シリーズです。


これ、気持ち悪いと思う方、たくさんいるだろうと思います。
でもわたし、生首のモチーフを切るのも好きなのです。
頻度は少ないけど
数年に1度は思い出したように切りたくなります。


これは生首を捧げている手の切り絵。
いや、
手にささげられてる生首の切り絵、といったほうが正確かな。


紅い玉は
耳飾りなのか。
血なのか。
あるいはオーブなのか。
……想像にお任せします。


ついでにもうひとつ、生首ものの作品を。
この切り絵は数年前のものですが、
なびく髪の毛に男性の生首を抱えた女性。
すごく気に入ってました(個人蔵)。
またこういうモチーフ。切ろうかな〜〜〜。切りたいな〜〜〜。

(個人蔵)




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在庫確認や、大きさや価格など詳細については
当HPのコンタクトページからお問い合わせください。


切り絵《紅玉〜1》


切り絵《紅玉~1》
制作年:2023
素材:洋紙。台湾綾紙、和紙
作品サイズ:182mm(左右) 257mm(天地)
価格・未定


ここのところ、わりと可愛い感じの、
茶色ベースで色をつけた切り絵をたくさんつくっていました。
オオカミの展示も終わりほっと一息ついたら、
反動がやってきて
黒い紙でちょっとこわめの黒髪の切り絵を切りたくなりました。


ほんと、黒い長い髪の図柄を切るのが大好きなんですよね。
もはや性癖と言ってもいいかもしれない。
切るのは神経をつかうのでなかなかたいへんなのですが
息をつめて切って
切り終わっては息をして……というのがたまらないのです。
(何度も書いていますが、
おそらく母・祖母・祖父が美容師・理容師だったせいかも)


タイトルは最初からなんとなくきまっていて
「赤い玉」的な感じだったのですが、
「赤玉」じゃポートワインの名前だし
「赤珠」も誰かタレントの名前みたいだし
「紅玉」はリンゴの名前か、私が好きな台湾紅茶の名前だし。
うーん、どうしようと困っていました。


でも読んでる本の主人公名は、あら、「紅玉」だし
ちょうど見ているドラマに「紅玉」という可愛い蛇が出てくるし
こういうシンクロが起きるときは
それに従うべきということで
あえて「紅玉」とつけました。
できれば中国語発音で「ホンユー」と読んでほしい。
「コウギョク」でもいいけど。


「紅玉」。いくつか作る予定です。


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やっぱり大好き。武蔵御嶽神社

Thank you, sold out.
上記の作品はHPギャラリーページで紹介しています。


『想像された狼たち展』@武蔵御嶽神社・神楽殿は
無事に終了しました。
「ここは本当に東京都なの?」という声をたくさん聞きました。
そうなんです。
遠くて高くて(標高1000m近くだし)
くるのがなかなかたいへんな場所に
たくさんの方達が訪れてくださいました。
心から御礼申し上げます。
また山登りや神社訪問で来たけれど……と
ふらりと作品たちをご覧くださった方達との出会いも印象的でした。


また秋にも展示を同じ場所で行う予定です。
わたしは違う作品を出すつもりなので
よければ遠足に来てくださいね。
秋は紅葉がそれはそれは見事なのだそうです。


ここに在廊に行くのはなかなかたいへんでした。
でも武蔵御嶽神社はわたしにとって一番大好きで大事な場所。
つまり自分にとっての最高のパワースポットで
自分の作品を展示させていただいて
そこに半日いられるって
考えてみたらすごいことですよね。
「いや、すごくありがたいことなんだ。
在廊しながら神様からエネルギーをいただこう」
と考え方を変えて臨むようになったら、
たくさんいいことが訪れました。ほんとだよ。


毎回行くたびに、本殿にご挨拶して
帰る時もご挨拶をして
おみくじを引いていたのです。
時には凶が出ることもあったのですが
最後の最後の搬出日には
なんと「大吉の一番」が出ました。
これ、めちゃくちゃ嬉しかった。
神社の神職さんにもおみくじを読んでもらったところ
「よくやりましたって神様がおっしゃてるんですよ」と。
神様にねぎらわれたかな?うふふ。嬉しい。
でもいい気になったらいけないとも書いてありました。


まあね。いいことも悪いことも長続きはしません。
また落ち込むことも絶対にあると思うけれど
その時々に
喜びも苦しみも悲しみも精一杯受け止めるしかないのかな。
なんて思ったのです。ちゃんちゃん。


秋の展示もよろしくお願いします。



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切り絵《もう森へなんか行かない》


少女の頃に
よく知らない道を歩くのが好きでした(今もだけど)。
地方都市の県庁所在地で育ったので
草っぱらや空き地といっても
それほど果てしないものでもなく
でも少女のわたしにとっては
未知でちょっと怖いところでもあったのです。


友達と別れた後や
親に置いていかれて
ひとりで家に帰るときに
ちょっとする寄り道回り道。
そこで不思議の国のアリスに出てきそうな
巨大なムカデを大きな葉っぱの上で見たりして
少しは不思議な(いや、こわい、だな)思いもしました。


その頃の思い出の色はやっぱり緑色。
自分よりも背丈の高い草や
大きな樹や
垂れ下がるツルたち。
そこに風が通ると
ざざざざっとものすごい音がします。
ひとりだけ別次元のポケットに落ちてしまったみたい。
本当にいつもの空間に戻れるのかしらと
心細くてぞわぞわっとしたものです。


懐かしいような。
こわいような。
魅力的なような。
でももう二度と行けない。
そして誰も知らない。
誰とも共有できない思い出の風景です。
たぶんみなさんにもそういう風景がそれぞれあるのでしょう。


あ、ちなみにタイトルは
フランソワーズ・アルディの曲からつけました。
懐かしい人、いらっしゃるかなあ。
メロディを思い出せる方、いるといいなあ。


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◉作品詳細
タイトル:《もう森へなんか行かない》
素材:和紙・洋紙・台湾綾紙・水彩
サイズ:201×252 250×300(額装)
額装済み(インチサイズ・白色)
価格:35,000円
ご購入希望の方はコンタクトページからお問い合わせください。