前門の虎 後門の狼」とは
ある危険を逃れても別の危険が待っているという
結構絶体絶命の状態をあらわす成句です。
もともとはやっぱり中国らしく
原典は「前門拒虎、後門進狼」だとか。
意味は一難さってまた一難。
(ちなみに韓国語の「前虎後狼」はちょっと違って
表では正しくみえるけど、裏では陰謀を企む人」
という意味だそうです)
虎も狼も好きだけど、
リアルに山とかで出会いたくはありません。
さすがにマジで怖い。
幸い日本にはどっちもいないけどね。
でも切り絵の中では仲良くしたいと思って切りました。
どっちも腕の中に抱いちゃって懐柔しちゃって
かわいいトラとツンデレのオオカミにしちゃいたい。
そんなふうにどんな危機もなんとか免れたいものです。
前門のトラも後門のオオカミも
恐れずに足りず!
笑顔と鈍感力と知恵とスルー力とで突破しましょう。
「好き」に忠実に
唐の時代を舞台にした中国宮廷ドラマを見ています。
たぶん1時間×55話近くと、ひたすら長い。
人間関係のベースが疑いでドロドロ。
やたら人が死ぬ。
うざい女や男がいっぱい登場する。
……なんだけれど、
大道具や小道具、特に衣裳が新鮮で素敵でついつい見てしまいます。
そのせいで
皇帝や皇后らが身につけている
オレンジ色を切りたくなりました。
もうね、
自分がつくる切り絵に「意味」なんてどうでもいいと思うんです。
もちろんテーマや意味がきっちりあるものもあります。
でもすべてがそうでなくてもいい。
「芸術」とか「すごいもの」
「ほめられるもの」をつくろうなんてさらさら思わず、
「自分がつくりたいもの」「好きなもの」に
素直に忠実につくっていくことが
わたしには本当に大切なんだといまさらながらに思うのです。
自分がその時その時に切りたいものを切る。
たとえそれがどんなにくだらなくても小さくても拙くても。
もしよろしければ
そういう作品たちの中に
「好き」とか「いい」とか「ざわざわする」とか、
あるいは「あなたにとってスペシャルななにか」を見つけてください。
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ブログで紹介した切り絵作品
及びギャラリーで紹介している切り絵作品は
原則的に額装のうえ販売いたします。
大きさや価格など詳細は
当HPのコンタクトページからお問い合わせください。
切り絵一日一語《一歩一歩》
山登り。
登り坂が続いて辛い時。
上を見て登っているとげんなりします。
「あー、この坂、あんなに続くのか」
「ぐぐぐ、遠い。登りたくない」って。
そんな時にどうするか。
自分の足元だけを見て
一歩一歩着実に登っていくといいのです。
そうするといつの間にか
かなり上の方まで登っていけるから。
(これ、心肺能力&筋力の低いわたしは
山登りの時に実践してます)
人生も同じ。
辛い時には明日や将来のことなんて考えない。
今日を、この1時間を、今この瞬間を生きる。
今やれることをやる。
今楽しいと思えることをやる。
(寝ているのが精一杯だったら寝ているだけで十分)。
今を一歩一歩歩いていれば
苦しさも不安も少しは軽くなると思います。
切り絵《another world》
迦陵頻伽(かりょうびんが)のような
そうでないような。
うちのコザクラインコの松子を
擬人化したような、そうでないような。
あるいはわたしが鳥になりたいような
そうでないような。
異世界の物語の一片です。
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