切り絵《雲》



これもまた大好きなモチーフ。雲。
今年の個展にも少し雲のモチーフが登場しています。


雲の図案は曲線ばかりなので
切るのは一苦労なのですが
雲を切って
色をつけると
心が弾むのです。


そういえば、
小さなころからずっと、今でも、
草原に横になって
あるいは車や電車のなかから
雲が流れていくさまを見ているのが好きでした。


そして見える雲のかたちが何かを
即興で連想するのね。
「あ、うさぎがにんじん食べてる」
「魚が泳いでいく」
「帽子をかぶったおじさん」
とか。
本当に適当に。


それは楽しい楽しい時間なのです。

不安なとき

切り絵《くまとうさぎと》



昨年(2020年)、たくさん切っていたモチーフのひとつが
ぬいぐるみです。


たぶんコロナが流行してから。
そして2020年の4月の非常事態宣言下で
おうちに引きこもっていたころには
本当によくこういうチーフを切っていました。


小さいことにこんな大きなぬいぐるみを
持ってはいなかったし
そんなにぬいぐるみ愛好者でもないのですが
何かを抱いているモチーフをつくると
切っているわたし自身がたぶん安心するのだと思います。


それがぬいぐるみでも。
それが動物でも。
それが人でも。
人が抱いていてもいいし
抱かれていてもいい。
どちらのモチーフもよく切ります。


人と人が安心してハグできる世界に
またいつか戻りたいですね。

切り絵《red bird》




なんとなくシリーズ化しようかなと思っている
colored bird。
《blue bird》に続いて
《red bird》です。


自分自身がイケイケでないとき
わりと落ちているときに限って
こういう感じの作品ができるみたいです。
無意識に自分で自分を鼓舞してるのかも。
よくわからんけど〜ww

龍とともにお幸せに!


ある友だちからのご依頼で切った龍の切り絵です。
その友だちの莫逆の友への結婚祝いです。


以前、龍好きの彼女(結婚した彼女ね)に
龍の切り絵をご購入いただきました
(無理言ってご購入いただいた気もするが……)。
それは
ブルーの龍のそばにブルーの服を着た女の子が
佇んでいる構図の
《旅立ち》と名付けた切り絵でした。


そのときには恋愛の話も結婚の話もなかった彼女が
なんとなんと結婚するということで
いやーめでたい、
今回は華やかな金の龍の背に
お二人がのって旅をするという切り絵にしました。


どうか金の龍が
愛と喜びと幸せと充実を
おふたりにもたらしてくれますように。


おめでとうございます!!