ちょっとした曲がり角

切り絵《ぼさつさま、のような〜水の珠》




ぼさつさま、のようですが
人魚のようでもあり
よくわかりません。


お顔も少し邪悪めいてますが
それなりに慈悲深くもあり
わたしにとっては
なんだか不思議な表情です。


目の下にラインを半分だけ入れてみたら
これだけで全然表情がちがう。
下のラインをまったく入れない、
全部入れて目の玉を囲ってしまう、
半分だけ入れる、
下まつげを入れる、入れない。
それだけで本当に違う人になります。
当たり前だけどびっくり。


また最近は鼻と口を離して
後で糊付けすることが多かったのですが
つなげてみました。
これもまたいいかも。


なんてことなく切った切り絵ですが
自分にインスピレーションをあたえてくれるものになりました。
どんなインスピレーションかわからないけれど
ここから新しい何かが
またうまれてくればいいな。
微妙な停滞期間は(だったのです)
こういう微妙な曲がり角を曲がることで
終わってくれたりします。


しかし……
髪のなかに切った2羽の鳥。
どうしてわたしが切ると
こういうあほーな鳥さんになるんだろう(反省)。

また変えました……

Twitterアイコン用切り絵2020.8.18



お暑うございます。


かえたばかりのtwitterアイコンですが
なぜかしっくりこず
どうしてもピンクバックにしてみたくて
新しいのを切ってみました。


ピンクバックにこだわるなら
モノクロでもいいかなと思って
(おそらく)初めての白黒切り絵アイコン。
twitterのアイコンは小さく表示されるので
かえってめだつかもしれません。


最近はこの子のように
ちょっと邪悪な表情がお気に入りです。

表紙画像をかえてみました

切り絵《deer girl》
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鹿が恋しくて
しばらく鹿をたくさん切っていたので
HPの表紙も鹿切り絵にしてみました。
どうかな?


鹿のボディを何色にしようかと
さんざん悩んだのですが
ピンクにしてみました。気分です。


女の子も鹿の角がはえたdeer girlです。
この角生えdeer girlもわたしが好きなモチーフのひとつ。
よく切ります。



ただやってみたい

切り絵《雲のぼさつさま》



髪の毛が雲でできている、
眉間の白毫も雲になっている、
ぼさつさまのような方です。
ちょっと邪悪なお顔になってしまったので
あえて「ぼさつさまのような」と濁します。


しばらく棟方志功の絵を見ていたら
あのふくよかな女性に影響されました。
彼が描くような邪気のないお顔は
とうていわたしには描けません。
いろいろとトライしてみたけれど
妙に可愛くなるか
妙に色気付くかなので
あっさりとあきらめました。
へんに棟方志功の純さをめざすよりは
邪悪なほうがまだわたしらしい。


この切り絵でやってみたかったのは彩色です。
彩色された棟方の女性やほとけさまは
眉の下や耳たぶ(あ、忘れた)、頰、胸元などに
ほどこされた桃色がとても特徴的なのです。
「素敵だな〜」と思っていたら
自分でもやってみたくてたまらなくなりました。


こうなると
とにかくやってみないと(実現しないと)
ゆめうつつ状態になるのです。
やらないと終わらない。どこにもいけない。
悪いクセです。
とりあえずやってみると
憑き物がおちたようにさっぱりするのです。