窗花(窓花)



窗花(ちゅあんふぁ・窓花)とは
中国の切り絵(剪紙・せんし)の一種で
灯り取りの窓に貼るものです。


似たようなものは私もこれまでに切っていますが
改めて窗花を切って
貼ってみたくなりました。


玄関の出窓に貼ってみたら
まあ、可愛い。
額やアクリルに入れて飾るのとは違った
素朴さがあります。
またつくろう!


ただ何を使って貼るかが問題。
とりあえず「くっつき虫」を使ってみました。
これなら窓ガラスにも窗花にもあまりダメージがなさそうなので。


色は悪いけど、
拡大したものも載せておきますね。
「福」の字をのっけてる寝そべりウサギです。

わたしの原点


先日の切り絵教室で
私が切り絵を始めるきっかけになった
中国の剪紙(せんし)について聞かれました。
帰宅後、別の用事で作品を整理していたら
なんと、何年ぶりかなあ、
その剪紙が出てきたのです
(どこかにまぎれこんでいて行方不明だったのに)。


20世紀の終わりごろ
香港スターに惚れ込み
彼の喋る言葉を理解したいと中国語を習い始め
中国文化に興味を持ち
両親に無理やりひっついてシルクロードの旅に行き
四川の兵馬俑博物館に行った時に
そこのミュージアムショップで
剪紙切りの男性が切っていた剪紙です。


それまでは剪紙のことなんて全然知らなくて
初めて見て
「きゃー可愛い」と買ってきたのが最初。
上のネズミ(自分の干支)と
下の犬(ダンナの干支 ライオンみたいだ)を買ってきました。


今出してみると、結構大きい。
もっと小さいのかと思ってた。
そして、たいていの剪紙は
表も裏も真っ赤な紙なのですが、
裏は白い、でも薄い紙でした。


こんな時にひょっこり出てくるって
なんだかね。
初心を思い出せってことでしょうか。

折り紙切り絵


突然、折り紙を四つ折りして切る切り絵をやりたくなって
ここのところ切っています。


最初に切ったのは↓これね。
グリーンの折り紙で切りました。
龍と竜の背に乗った女の子がメインの図案です。
これは大きな折り紙を使ったので
まあとにかく切るのがたいへんでへとへとになりました。
なので気力体力が尽きて
センターの丸い部分はまだ切っていません。
これから切ってサインを入れて完成です。

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そして次に切ったのが↓。
オオカミがたくさんいる切り絵です。
茶色の普通サイズの折り紙で切ったのです。
写真がわかりにくくてごめんなさい。



そして一番上↑の金魚を切りました。
赤の折り紙がなくて
ちょっとオレンジっぽい朱色。
そういえば今夏はまだ金魚を切ってなかったわ。


折り紙を折って
裏の白地にラフに図案を描いて
適当に切っていくのは楽しいのです。
開いてどんなになってるのか想像しながらも
結構その想像を超えるものが仕上がるから。


ただ難点は折り紙は薄いとはいえ
4つ折りして4枚重ねで切るのは
手と腕の力が必要で、わたしにはかなりたいへんなこと。
また、折り紙は裏が白なので
切り端にちらと白が出てしまうのが
まあ、味といえば味ですが、ちょっと気になる。


すごく薄くて切りやすい紙を探してみようかと思っています。



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もうひとつ虎。

切り絵《dance with a tiger》



春節用の虎の切り絵が気に入ったので、
この立っている虎を流用して
もうひとつ切りました。


今度は対称図案ではなくて
女の子とダンスしてる図案。
お正月風に梅の花をあしらってます。


虎の図案。
すごく苦手だったのに
約半年間切ってるうちに
今では好きになってます。
毎年こうなんだよね。
干支がぐるっと一回りすれば
少なくとも12種類の動物は得意になってるかもww


切り絵作家になってから
今年の虎で9つめ。
最初に切ったのは忘れもしない
Huaweiの日本国内用広報誌でした。


残るは卯と辰と巳の3つ。
切れるかなあ。