胡蝶2

切り絵《胡蝶2》



切り絵《胡蝶1》が楽しかったので
続けて切ってみました。
《胡蝶1》では女の人が下向きなので
今度は上向きです。


羽の上部分では花を
下部分では鳥をあしらってみました。


うーん。すきすき。
もうちょっと切りたいなあ。このモチーフ。

胡蝶

切り絵《胡蝶1》



中国切り絵風に切ってみました。
紙を半分に折って
下絵と一緒に3枚同時に切って
開く図案です。


タイトルは『胡蝶』。
日本語で「こちょう」と呼んでもいいですが
わたし的には中国語(普通語)発音で「フーディエ」です。
いや、もちろん
「ちょうちょ」でも「ちょう」でも
「butterfly」でも
「papillon」でもよし。
(スペイン語とか他の言語はしらないよー)
なんでもいいのですが。


黒で切るちょうちょは ちょっと邪悪さがありますね。
でも中国切り絵的に
赤い紙で切る気分でもなかったのよね。
ぱっきりした黒のイメージだったのです。

血沸き肉踊る



目下、トラの切り絵の練習中です。
なんたって来年の干支だもん。


トラの、それも中国切り絵風の切り絵を
切りたくなったのには理由があります。
それは日中友好会館美術館で開催されている
『陝西皮影の世界』に行ったからです。
(皮影については上のリンクを見てみてくださいね。
いろいろと詳しく解説されています)


皮影と剪紙(せんし中国切り絵)とは
題材や扱われるモチーフなど共通点が数多くあります。
色使いももちろん似ているしね。


皮影が主に牛の皮を使っているのに比べ
剪紙は紙が材料。
皮影は彫刻刀のような刀で彫り切っていきますが、
大陸の剪紙はハサミを使うという違いはありますが。


ちょうど皮影の制作実演もあり
在日の皮影作家さんに
いろいろと質問もできました。
プロの方に生でお話を伺えるのは
なんたってためになります。
本物の皮影や道具にも触れる機会は少ないし。


さらに申し込んでおいた皮影戯公演を見て満足満足。


ついでに美術館前にある中華レストランで
特別開催されていた陝西省グルメにも舌鼓を打ってきました。
その漢字の画数が多いことで知られるびゃんびゃん麺もあったのですが
羊ラバーのわたしは羊麺に飛びつきました。


この美術館もレストランも
実はわたしにとってはお馴染みの場所。
お隣にある日中学院にしばらくの間通っていたので
美術館を訪れたり
老師や同学とレストランでランチやお茶をしたことが
たびたびあるのです。


大好きな中国文化に生で触れ
懐かしい思い出に浸って
大興奮した一日でした。
(帰宅後、財布紛失大事件を引き起こした……
というおまけつきです。
興奮しすぎて、かなりぼーっとしてたらしい……)


自分でも意外なほど深層部分に刺激を受けた展示。
こういう中国文化が自分にとって
どれだけ大切なコアなのか
久しぶりに思い知らされました。


展示は2021年11月7日(日)まで。
無料です。


わたし、もう一度見にいきます!

もひとつ、満月

thank you, sold out.




ゆうべのお月様、
みなさん、ご覧になれたでしょうか。
わたしが住む東京では最初曇っていて見えなかったのですが、
そのうちにぐんぐんと雲が晴れ
みごとな大きな満月を見ることができました。



さて、
うさぎを切ってたら
もうひとつうさぎが登場しない月の切り絵を切りたくなりました。


これは
東京国立博物館にある『李白吟行図』をもとにしたもの。
オリジナルの李白さんは盃を手にしていませんし、
ちょっと(いや、かなりかな?)おデブになっちゃったけどね。


そして李白の有名な漢詩『月下独酌』から
一節引いてきました。


和訳すると
「杯を挙げて名月を迎え」
というフレーズです。