最近の私が気になるワードは「大人になる」です。
最初に気になったのは映画『青春 18×2』を見たとき。
女主人公の「私たちはどんな大人になるんだろうね」というセリフで
「いくつになったら大人なの?」
「どうなったら大人なの?」
「わたしは大人になったの?」
って疑問符がむくむく湧いてきたのです。
そして最近。
SNSの投稿で
「ハイブランドのアクセサリーを買いました。
やっとあこがれていた大人の生活を送れます」
という(おそらく40代の女性の)投稿を目にして
「あこがれていた大人って?」ってどんなもの?
って、また頭の中がクエスチョンになってしまいました。
わたしはもう還暦も過ぎているし、
いやあ、世間的にはもちろんもう大人なんだろうけど、
一体いつ、何歳で大人になったのか、まったくわかりません。
成人式で大人になったとも言えないし。
正直、大人である自信もないわ。
読んでくださっているあなた。
あなたにとって「大人」の定義はありますか?
「どんな大人」になりたかった(なりたい)ですか?
あなたはそんな大人になれていますか?
なんてね、考え始めると、とりとめがないので。
考えないのが一番かもwww
消しはん消しはん
消しゴムはんこ熱がおさまりません。
切り絵よりもたいへんだし時間もかかるんです。
でもどうして楽しいのか。
考えてみたら、
刷るところにあるんですね。
その前にまず消しゴム独特の切り心地があります。
紙とは違ってぬーっと切れる感じが気持ちいいのです。
(紙はすっぱり切れて気持ちいいのですが)
そして、ベタ(塗りつぶし)の部分と白の部分の分け方。
これは単色切り絵でも同じですが
なかなか頭を使います。
そしてどんなインクの色にするか。
(もっぱら赤色単色がお気に入りです)
刷り上がりはどうなるか。
そして刷るのがなかなか難しい。
かすれもガタガタラインもなかなか可愛い。
切り絵にはない曖昧さが楽しいのかもしれません。
何回も同じものが刷れるのが
ハンコのいいところですが
なぜか一回切って一回刷ったら終わっています。
もったいない気もするけどね。
(そのうち消しゴムはんこ展でもやるか〜〜www←冗談冗談)
↓↓↓
5月11日(土曜)14時〜16時
代官山Come cafe and Osamu barで
消しゴムはんこワークショップをやります。
(ワークショップでは上のような大きな図案はやりません。
わりと小さなものをご準備します)
詳細はブログやlessonページをご覧ください。
お問い合わせ(あるいは参加申込)もお待ちしております。
いきなり消しゴムはんこ復活
かなり前(10年ぐらい前?)の一時期、
消しゴムはんこにはまっていたことがありました。
先日押し入れを整理していたら、
未使用の消しゴムはんこ台がいくつか出てきたこともあって
いきなりまた消しゴムはんこをやってみたくなりました。
やってみたくなると止まらない。
やらないと気が済まなくて、次に進めない悪いくせです。
いやあ、10年もやってないと、やり方をすっかり忘れてるわ。
最初は切り絵のバックに小さな花を切ってみました。
インクじゃなくて水彩絵具を使ってみました。
↓これね。
うーん。気に入らない。
ということでもうちょっとやってみることに。
切り絵のように下絵を描いて彫ってみました。
(すっかり忘れてるから間違えちゃったりしたの)
(間違えてもめげない)
(間違えはそのままになんとかした。そういうの得意 笑)
『みんな友だち』展の準備で鳥ばかり切ってるせいもあって
鳥モチーフですねえ。
上の2つは水彩絵具じゃなくてスタンプを使いました。
黄色いのは消しゴム台の残りです。
いやあ。楽しいわ。
久しぶりでいろいろうまくいかないけど
そんなことはどうでもいい。純粋に楽しいです。
もうちょっとやろうかなあああああ。
(さぼりたいだけだったりする)
(いや、気分転換は大事よ、うん 笑)
龍を切りながら思い出すこと
去年からずっとたくさんの
「今年の干支の龍」を切ってきました。
そしてたぶんこれが最後の「2024年干支の龍」。
2月10日の春節に向けていただいたオーダーの龍です。
切りながら紙を裏返してどんな感じかを見ていくのですが、
この龍を見れば見るほど思い出すのです。
私の母と祖母は美容師で、着付けもやっていたので、
私が小さな頃は本当によく結婚式の仕事に出かけていました。
そして結婚式が終わると
引き出物である経木の折り包みをもらって帰ってくるのです。
そこにはおめでたい食べ物がたくさん詰まっていました。
上の龍は、
その折りに入っていた
たぶん練り切りでできた大きな龍を思い出させるんですよね。
練り切りの上に羊羹でできた薄い膜?がかかっていて
甘くておいしい龍でした。
龍じゃなくて鯛の時もあったなあ。
海老もあったかもしれない。
懐かしいです。
歳をとったせいか、
昔のことがいろいろと懐かしく思い出されます。