名医?迷医?

切り絵《I love my doll》
✴︎販売します

昨年12月初旬にコロナワクチン注射を打って
副反応の熱もなく
ただいつものように打った左上腕が痛かったのです。
まあ、2、3日のことだろうと思っていたら
1ヶ月経っても痛みが続き、
それでもそのうち少しずつよくなるだろうと思っていたら
いつまで経ってもよくならず
ついには左側を下にすると痛みで眠れず
衣服の着脱も痛くてできなくなってきました。


ネットで調べてみたら
後遺症のひとつとしてそういうのがどうやらあるらしい。
しかも放置していたら悪くなるらしい。
病状によっては手術することもあるらしい。とか。


うーん。
しょうがない。
整形外科は大嫌いだし
過去の経験からあんまり信用してないけど
とりあえず行ってみるか……
と先週、総合病院の整形外科にかかってきました。


先生は30代ぐらいの若い先生(男性)。
問診をして
腕の動きを触診して
エコーをして……。
診断は「肩こりです」でした。


へ?
「肩こりで腕にこんな痛みがでて
動かせなくなることもあるのですか?」
「あります」
「ワクチン注射との関係は?」
「それがきっかけかもしれませんね」


そして肩甲骨をぐっと20秒間のばし
20秒間反対に縮める運動を教えてもらって
「これをやってくださいね。
それでも何かあったらまたきてください」
薬もなし。
湿布もなし。
へ?


なんがかタヌキに騙された気分です。
でも帰宅後「肩甲骨ストレッチ」をぐぐって
その夜から丁寧にやってみることにしました。
1日目はまあ痛くてできない。
あれもこれもできない。
でも40分ぐらいやって
お風呂にゆっくり入って寝たら
翌日、かなり腕が痛くなくなっていました。
可動域も広くなってる。


そこからまだ1週間も経っていませんが
毎晩ストレッチをやっています。
その結果かな? かなりよくなった気がします。
まだ左上腕は痛いし
肩甲骨のう奥のほうに痛点もある。
でも「よくなってきた」実感があるのです。


あー先生、疑ってごめんなさい。

めんどくさい病

折り紙四つ折り切り絵 魚抱くネコ

めんどくさい病です。
結構重症です。
家人にも「そのめんどくさい病、治しなよ」と
よくよく言われるぐらい「めんどくさい」が身に付いてます。


今は心身ともにまあまあいい、
ゼロ地点よりはプラスにいる状態なので、
ちょっとめんどくさいこともするようにしています。
(マイナス状態だったら、めんどくさいことなんて、まずできません)


個展が終わったらやろうと思ったこと、
3つ、クリアしました。
1. インド料理を食べに行く
2. 映画『エブエブ』をみる←おもしろかった♪
3. 岩盤浴を初体験する←楽しかった。汗かくね♪


書いてみたらなんてことないよね。
でも実行にうつすのがめんどくさいんですよ。
とにかく出かけちゃえば
なりゆきでクリアできちゃうのかもしれないけれど
そもそも家を出たくない。。。
家にいて切り絵してれば十分楽しいんだよね。
わざわざ出かける必要があんまりない。


まだまだやりたい「めんどくさいこと」が山積してるんだけど。
もっと軽やかにこえていけるようになりたいなあ。

折り紙四つ折り切り絵 雲の上のネコたち
細かすぎて失敗したよ。。。

もつれた糸をほどく〜切り絵《dragon lady》

切り絵《dragon lady》
thank you, sold out

長く生きていると
自分の性格って自然と複雑になってくると思いませんか?
それはひどくもつれた糸のようだと思うのです。
そのままにしておけば、ますますもつれていく。
もつれてしまっていると、なかなかに生きづらい。
なのでわたし、真剣にほどきにかかることにしました。


一気に全部やろうとすると、うまくいきません。
まずはもつれた糸のかたまりを平たい台の上において観察する。
「ふむふむ。どこから取り掛かろうかな」
そしてゆるめられる糸をそっとゆるめていきます。
一回に解決しようとしないこと。
少しでもいいからからんでいるところをゆるめること。
焦らないこと。
うまくいかない時は一回離れてみること。
そうやっていると、結構ほどけたりします
(マクラメとかアクセサリーの鎖とかで実践済み♪)


今回の個展で「楽しむこと」を目標にしたのも
その「ほどく作業」のひとつでした。


切り絵作家を始めた時に(前にも書いたけど)
「名前が売れなきゃだめ」
「たくさんの人を展示に呼べなきゃだめ」
「作品がうんとこさ売れなきゃだめ」
(なんなら完売しなきゃだめ)
と複数の先輩たちから強く指導されたため
ずっとそれを念頭に活動してきました。
いわばずっと額に皺を寄せてキリキリピリピリしてたわけです
(だってそんなに魔法みたいにうまくいくはずないじゃない?)。
それもあってかな?
コロナ禍の真っ只中でメンタルが溶けてしまいました。


その反省からそのわたしを縛る教えを捨てることにしました。
「認知されなくてもいい」
「たくさんの人が見にきてくれなくてもいい」
「作品が売れなくてもいい」
(なんなら売上ゼロでもいい……ごめんなさい、ギャラリーオーナー)
という覚悟で
まずは自分のイライラピリピリをなくすことにしました。


どうしたらいい?と考えて
「自分の作品を心から愛そう」
「展示を心から楽しもう」
と開き直ってみることにしたのです。
「作家」というえらそーな看板もちょっとしまって
「切り絵が好きな人」のスタンスに戻ることにもしました。


やってみたら、これ、すごく効きました。
お客様が来ない時間も楽しかったし
もちろんいらした時はとても嬉しかったし
自分の作品はどれもすごく好きだったし
売れたコも売れなかったコもみんな愛してるし。
文句なく100点満点の展示になったのです。
心の持ちようは大きいなと本当に思います。


そして次なる「からんだ糸をほどくポイント」も見つかりました。
(この話、なんとなく続いていきます)

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切り絵《さよなら寅年》

切り絵《さよなら寅年》

2022年の大晦日です。
今年も作品をご覧いただき
ブログを読んでくださり
展示に足を運んでください
作品をご購入ください
切り絵教室にご参加いただいて
ありがとうございました。
ものすごくたくさんの「ありがとう」ですね。
本当に感謝いたします。


個人的なことですが
今年2022年はワーストな一年でした。
いろいろもうダメかもと思いつつ
絶望しつつ
でもなんとか年の瀬になって
ひょっとしたらまだ大丈夫かもという思いがひょっこりと出てきました。
落ち込んだときの応援もたくさんいただきました。
ほんっとにみなさんに助けていただきました。


年末に来年3月の個展の準備をしていたのですが
ふと
「次の寅年にはわたしは70代半ばだし
生きてるかどうかわからない。
生きていても、切り絵をやってるかどうかわからない。
今年の虎が最後に切る干支の虎かも」
と思いつき
「ああ、じゃあ、もう一度虎を切っておきたいなあ」と
1日で描いて切って貼ってつくりあげたのが
上の虎です。
思いかけずすごく気に入っています。


つくりあげてみると
「別に寅年じゃなくても虎を切ればいいじゃない」と思ったので
たぶんこれからもつくりますが……。
つくったからこそ
前向きになれたのかもしれませんね。
ものをつくる、
手を動かすって大事なことだなあと改めて思います。


しかしまあ、今年は暗くて凹んでてごめんなさい。
来年は浮上します!

ではみなさま、良いお年をお迎えください。


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