2023年、お世話になりました

切り絵《2023年ちゃん、ありがとね》

いいことも悪いことも
ステキなこともゲロゲロなことも
いろいろありましたが、
「ありがとね、2023年ちゃん」という気持ちで今年が終わっていきます。


来年はどんな年になるでしょうか。
薔薇色とはいかなそうな世相ですが
それでもそれぞれにできる限りの範囲で
無理せず気落ちせず高望みしすぎずに
暮らしていきたいものです。


実はここのところ
「新年が来るからって、別にいいことがあるわけじゃないしなあ」とか
ネガティブに思っていましたが、
やっぱり節目は大事です!
日常という「ケ」が続いているなかで
お祭りや節句という非日常の「ハレ」は必要なんだと思うようになりました。


いろんな地域や慣習があると思いますが
わがやは例年通り、外玄関扉にお正月飾りを飾って
内玄関には干支の切り絵やちっちゃな門松を飾って
新年を迎えます。

無印のお正月飾りに小さな紅い龍を切って貼りました。



みなさま、今年もありがとうございました。
ブログや作品をご覧いただいて感謝感謝です。
どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。

切り絵《永別~yongbie》

切り絵《永別》



あることについて
現実的にも精神的にもきっぱり気持ちを断つことにしました。
でもわたしはいろんなことをずるずる引きずりがちで
なかなかすっぱりできないのですよ。
「これではいかん。さすがにもう完璧に終わりにするぞ」ということで
宣言的に切り絵にしてみました。年末だし。
まあ、切り絵にすることでもないんだけれど
あえてあえて切ってみることで
ひょっとしたら意を強くできるかなと思ったのです。
「もう二度と会いません」の切り絵です。


「永別」と「farewell」、そして「もうあわない」の文字が入っています。


中国語で「さようなら」は普通
「再見(ざいじぇん)」とか「拜拜(ばいばい)」と言います。
「後会有期(ほうふぃよういちー)」とかも言うのかな(武侠ドラマではよく聞くけど)。
でももう二度と会う気がない時は?と調べたら
「永別(よんびえ)」という言葉に辿り着きました。
永遠に別れる。漢字はわかりやすいです。
でもちょっと文語的ですね。実際に会話で使うかどうかはわかりません。
「不会再见你了(ぶふぃざいじぇんにーら)」とかのほうがリアルな言い方かも。


英語も調べたら面白かったの。
Good-byはそもそも「God bless you(神様の御加護がありますように)」が縮まったのだとか。
Farewellの語源は、「fare(送る)」と「wel(良い)」だとか。
旅立つ人に向けての言葉だったとネットにありました。


日本語はどうなのかな。
「さようなら」が「左様なら(そういうことなら」
「さらば」が「さあらば」。
でも「もう二度と会わない」という意味の日本語は探し当てられませんでした。
あるのかなあ?


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原則的に額装のうえ販売いたします。
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ツルツルピカピカの世界〜切り絵《いつでもどこでも》

切り絵《いつもでどこでも》
制作年:2023
使用素材:洋紙 
サイズ:80mm(天地)× 120mm(左右)
定価:未定


実は2023年の8月はたいへんな月でした。


8月は武蔵御嶽神社の展示だけだからたぶん暇だろうな〜。
来年の干支の絵でも考えるか……とか考えていたら、
なんのことはない。めちゃ忙しくて。
武蔵御嶽神社の展示だけでも結構たいへんだったし
曳舟のGallery Hydrangeaさんの展示もあったし。
それに加えて
急遽白内障の手術もしてしまったのです。


「最近飛蚊症が気になるなあ。
飛蚊症ならいいけど、
わたし強度近視だから網膜剥離も心配だわ」
と近所の眼科に行ったら、
「大きな病院で検査してください」と紹介状を書かれ(ひえー)
そこで精密検査をしたら
網膜剥離は大丈夫だったものの
白内障が進んでいるので手術した方がいいと言われたのです(ひえ〜)。


その大病院では片目につき2泊3日と決まっているそうで
「それはちょっと困ります……」と相談したら
近くの白内障専門クリニックでの日帰り手術を紹介されました。


そこに行ったら、まあ、そこからは展開が早いこと。
検査をいろいろして、
「手術はなんなら明日でもいいですよ」とか言われるのを
「いやいやちょっと待って」とのばしてもらい
8月のお盆の頃に決定。
しかも片目ずつよりも両目一度に手術した方が安いと言われ
お金に目が眩んで、
えいや!と両目一度の日帰り手術を決めました。


手術自体は両目で15分ぐらいと早かったです。
でも気色悪かったし怖かった……。
15分ぐらいリクリニックのクライニングソファで休んで帰宅しました。
術後1週間は目が痛いわゴロゴロするわで嫌だったけれど
結果、目はすごくよく見えるようになりました。


まず、すべてのものがピカピカツルツルに見える!
本当に明るく光ってみえるんですよ。
彩度や明度が上がってみえました、すべて。
そして自分の肌の毛穴やシミが見える!
家のゴミが見える!
いつも使っているお皿が貫入入りだと初めて知った!
……などの驚きが続きました。
おいおい、これまでどれだけ見えてなかったのか、自分……。


一番嬉しいのは
紙の本を再び読めるようになったこと。
これまでは字が大きく表示できるKindleで読んでいたのですが
わたしが大好きな中国の玄幻小説やミステリーはKindleにはありません。
でもまた読めるようになったのです。
裸眼で、すらすら快適に読める!!
早速神保町の中国書専門店に行って
中国小説本をたんまり買い込んできました。嬉しいっ。


切り絵の方は……どうなんでしょうね。
まだわかんないなあ。弊害はないみたいだけど。
色や細かさなど微妙な変化が出てくるかもしれません。
なにか、みなさん、気づいたら、そっと教えてくださいね。

やっぱり大好き。武蔵御嶽神社

Thank you, sold out.
上記の作品はHPギャラリーページで紹介しています。


『想像された狼たち展』@武蔵御嶽神社・神楽殿は
無事に終了しました。
「ここは本当に東京都なの?」という声をたくさん聞きました。
そうなんです。
遠くて高くて(標高1000m近くだし)
くるのがなかなかたいへんな場所に
たくさんの方達が訪れてくださいました。
心から御礼申し上げます。
また山登りや神社訪問で来たけれど……と
ふらりと作品たちをご覧くださった方達との出会いも印象的でした。


また秋にも展示を同じ場所で行う予定です。
わたしは違う作品を出すつもりなので
よければ遠足に来てくださいね。
秋は紅葉がそれはそれは見事なのだそうです。


ここに在廊に行くのはなかなかたいへんでした。
でも武蔵御嶽神社はわたしにとって一番大好きで大事な場所。
つまり自分にとっての最高のパワースポットで
自分の作品を展示させていただいて
そこに半日いられるって
考えてみたらすごいことですよね。
「いや、すごくありがたいことなんだ。
在廊しながら神様からエネルギーをいただこう」
と考え方を変えて臨むようになったら、
たくさんいいことが訪れました。ほんとだよ。


毎回行くたびに、本殿にご挨拶して
帰る時もご挨拶をして
おみくじを引いていたのです。
時には凶が出ることもあったのですが
最後の最後の搬出日には
なんと「大吉の一番」が出ました。
これ、めちゃくちゃ嬉しかった。
神社の神職さんにもおみくじを読んでもらったところ
「よくやりましたって神様がおっしゃてるんですよ」と。
神様にねぎらわれたかな?うふふ。嬉しい。
でもいい気になったらいけないとも書いてありました。


まあね。いいことも悪いことも長続きはしません。
また落ち込むことも絶対にあると思うけれど
その時々に
喜びも苦しみも悲しみも精一杯受け止めるしかないのかな。
なんて思ったのです。ちゃんちゃん。


秋の展示もよろしくお願いします。



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